看護師 Y.Yさん × キャリアアドバイザー 前田
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前田
Y.Yさん、お久しぶりです。ご入職から8か月、現場でもご活躍と伺い大変嬉しく思っています。本日は、よろしくお願いいたします。
改めてこれまでのキャリアの軌跡と、その中でのご自身のキャリアの意思決定について教えていただけますか。特に、「なぜそのキャリア選択をしたのか」という部分を詳しく伺えればと思います。
Y.Y
前田さんには転職活動で大変お世話になりました。こちらこそ、本日は、よろしくお願いいたします。私は最初、神奈川県の総合病院で約2年半、ICUに勤務しました。ICUでは、重症患者さんへの高度な治療・ケアを学びながら、新人教育や多職種連携の基礎も経験できました。これらの経験から、自身の中で「より予防的な医療」「患者さんの回復に長期的に関わる」ことへの興味が強くなり、治験コーディネーター(以下CRC)として治験を行っている企業に転職しました。CRCとしては主に臨床試験の進行管理や被験者のサポートを担当しましたが、直接的なケアから一歩離れたことで「自分が本当にやりたい看護の在り方」を再認識する機会になりました。現在は、総合病院のHCUに2024年12月より勤務し、8か月が経ちます。ここではチーム医療の中で、より患者さん一人ひとりの生活背景にも配慮した看護の実践に取り組んでいます。
前田
ありがとうございます。ICUやCRCという異なるフィールドで経験を積まれたこと、そしてその中でご自身の看護観を深めてこられたことに、大きな成長と探求心を感じます。現場に戻り、患者さん一人ひとりに向き合う看護を選ばれたY.Yさんの姿勢は、とても印象的ですね。
ICUでは高度な医療現場でご経験を積まれたとのことですが、特にご自身の成長や価値観に影響を与えた出来事はありますか。
Y.Y
ICUは急性期の最前線なので、医学的知識やスキルは当然必要ですが、それ以上に患者さんとご家族の“人生の一場面”に寄り添う難しさや重みを実感しました。多くの患者さんが厳しい状況でお亡くなりになり、ご家族と向き合う場面も多かったのですが、命の限界に直面する中で「医療者として何ができるのか」「限られた時間でどのようなケアが意味を持つのか」と、日々考えさせられました。また、プリセプターとして新人指導を担当した経験からも、「知識や技術の継承」「多様な価値観の中でチームが機能すること」の大切さを実感しました。
前田
そうしたご経験を踏まえて、次のキャリアとしてCRCを選ばれた背景や、どのような思いがあったのか教えていただけますか。
Y.Y
ICUでの経験を経て「予防的に人の健康を支える医療」に関わりたいと思うようになったのがきっかけです。医療現場はどうしても事後対応が中心になりますが、治験コーディネーターは新薬の開発を通して、将来的に多くの人の健康に貢献できる可能性があると感じました。臨床試験の現場から医学の進歩を支えたいと考えた結果、CRC職への挑戦を決めました。
前田
CRCとして働かれてみて、現場でのやりがいや課題、また、Y.Yさんが想像していたものとの差はありましたか。
Y.Y
想像していたものとの一番の差は、患者さんと直接関わる機会が非常に少なかったことです。治験プロトコールの遵守や資料作成など、厳格なマニュアル業務が中心で、思っていた以上に「人に向き合う」よりも「仕組みに向き合う」時間が多かったんです。自分は現場で様々な情報や経験をもとに考えて仕事することが向いているようで、現場で患者さんと対話し、身体を動かしながら様々な変化に気づくことに、大きなやりがいを感じていたのだと痛感しました。当時、研修の段階で「この働き方は自分には向いていない」と感じましたが、新しい環境に飛び込んだ責任感もあり、しっかり経験を積んだうえで退職を決意しました。
前田
ご自身の適性や“本当に大切にしたいこと”を見極める貴重な時間だったのですね。それに、当初から違和感を感じておられながらも、最後まで責任を持ってやりきられたこと、その経験が今のキャリアの糧になっているのだと感じました。
転職活動では複数のエージェントをご利用されたと伺っています。エージェントを選ぶうえで重視したことや、実際に活用してみて感じたことを教えていただけますか。
Y.Y
エージェントは5社ほど登録しましたが、情報の質や提案内容にかなり違いを感じました。他のエージェントは「基本的な求人紹介」に留まるのに対して、東京ナースさんのように、職場の雰囲気や内部事情、将来のキャリア形成まで見据えてアドバイスしてくださるエージェントは貴重だと感じました。結果的に、自分の希望にマッチした職場を提案してもらえたことで、自分では想像していなかった新しい選択肢にも気づくことができました。これは大きな収穫だったと思います。
前田
ありがとうございます。私たちとうきょうナースステーションは、東京都病院協会の一事業として、多くの看護部長様や事務長様、さらには理事長様まで、病院の現場だけでなく経営層とも幅広い信頼関係を築かせていただいていることが大きな強みです。現場の管理者や経営層から「今どんな人材が求められているか」「現場の雰囲気や教育体制にどんな特徴があるか」など、他の人材会社では得られないリアルな情報を直接伺い、ご紹介できるのが私たちならではの価値だと考えています。また、私たちは営利企業とは異なり、「安心して長く働き続けられる職場」とのご縁を一番に大切にしています。短期的な転職だけでなく、「この職場で腰を据えてキャリアを築きたい」「自分らしく成長したい」という方のサポートに、本気で取り組んでいます。
ところで、昨年秋の転職活動では、どのような条件や職場環境を最も重視されていましたか。また、現職を選ばれた最終的な決め手は何だったのでしょうか。
Y.Y
決め手は大きく4つありました。1つ目は、再び臨床現場に戻ることで、看護師として知識・経験をより深めたいと考えたこと。2つ目は教育体制が整っていて、学び続けられる環境であること。3つ目は夜勤シフトの柔軟性です。私は夜勤で集中できるタイプなので、勤務スタイルの自由度も重視しました。4つ目は給与面や看護師寮といった福利厚生です。でも、最終的には面接時に感じた職場の雰囲気や、自分に合う環境を紹介していただけたことが大きかったです。とうきょうナースステーションが内部の情報や実際の雰囲気まで丁寧に伝えてくださったおかげで、安心して決断できたと感じています。
前田
Y.Yさんの中で、キャリアアップや教育体制、働き方の柔軟性、待遇面など、それぞれの軸をしっかり持って職場選びをされていたことがとてもよく伝わります。最終的には、「実際に感じた雰囲気」や「安心感」が決め手になったというお話は、これから転職を考える方にとっても大きなヒントになると思います。
現職での働き方や、以前の職場と比べた変化、今感じているキャリア上のメリットはありますか。
Y.Y
一番感じている良かったことは、なにより「相談できる文化」があることです。前職では責任範囲が広い中で、一人で悩みを抱えることも多かったですが、現職ではチーム全体で患者さんを支える体制ができていて、多角的な視点で看護を実践できています。また、寮生活で通勤負担が減ったことで、自己研鑽や資格取得のための勉強に費やす時間も増えました。夜勤も月8回と自分の希望通りで、心身のバランスが保ちやすい点も大きいです。
前田
素晴らしいですね。やはり「相談できる文化」やチームで支え合える環境は、看護師としての安心感や成長にも直結しますよね。通勤負担の軽減や、ご自身のペースで働ける夜勤体制など、Y.Yさんが本当に“長く無理なく続けられる環境”を選ばれたことが伝わって嬉しく思います。実際にとうきょうナースステーションのサポートを受けてみて、どのような点が印象に残っていますか。率直なご感想をお聞かせください。
Y.Y
まず、最初の電話カウンセリングで感じたのが「情報の深さ」です。他社では求人票に書かれていることしか分からないことが多かったですが、とうきょうナースステーションさんは、現場の雰囲気や実際に働く方々の声まで詳しく伝えてくれました。自分のキャリアプランを一緒に具体的に考えてくれるので、「安心して任せられる」と思えました。
前田
そう言っていただけて大変嬉しいです。私たちも、“ただ求人を紹介するだけ”ではなく現場のリアルや看護師さん一人ひとりの想いに寄り添うことを大切にしています。安心してお任せいただけるよう、これからも誠実なサポートを心がけていきたいと思います。
Y.Yさん、今後のキャリアや資格取得について、具体的な目標があればお聞かせください。
Y.Y
今後は、保健師資格の取得や看護学士、心理学関連の資格にもチャレンジしたいと考えています。産業保健やメンタルヘルス分野にも興味があり、将来的には公認心理士として、より多角的に人の健康を支えられる専門職を目指したいと思っています。また、患者さんの退院後の生活支援など、地域や社会と医療をつなぐ仕事にも積極的に関わっていきたいです。
前田
本当に幅広い分野に視野を広げていらっしゃるんですね。Y.Yさんのように、医療と地域、そして心のケアまでつなぐ専門職を目指す姿は、多くの方の希望になると思います。今後のご活躍が楽しみです!
最後に、これから転職やキャリア形成に悩んでいる看護師の方に、メッセージをお願いできませんか。
Y.Y
転職活動は「自分を深く知るプロセス」だと思います。迷ったときは、自分がどんな看護をしたいのか、どんな働き方が合っているのか、納得いくまで自己分析することが大切です。そして信頼できるエージェントと伴走することで、視野が広がり、納得できる選択ができると思います。ぜひ、一歩踏み出してみてください。
前田
まさにおっしゃる通りですね。転職はゴールではなく、自分自身を見つめ直し、未来を選び取る大切なプロセスだと、私も感じています。Y.Yさんのように、ご自身の想いや強みと丁寧に向き合うことで、新しいキャリアの扉はきっと開けるはずです。転職後もご自身らしく活躍されていること、心から嬉しく思います。今後も何かあればいつでもご相談ください。東京ナースステーションは、これからも一人ひとりの看護師さんに寄り添い、その成長と挑戦を本気で応援していきます。本日は、本当にありがとうございました。
ほかのご利用者の体験談
30代 女性
今までの転職は希望条件だけで決めていて、いざ勤め始めたら長く続かない、の繰り返しでした。そんな中、私のようなタイプの看護師が、どのような転職をすると失敗するのかまで、丁寧に教えてもらいました。そして、転職した後、そこでやりがいを持って長く働き続けるにはどうしたらいいかを一緒に考えてくれました。病院や職場環境との相性って、大切なんですね。
30代 女性
20代 女性
他では見たことがない、その病院の細かい情報まであり、とにかく求人の情報量が多いことに驚きました。私にとっては、求人情報にある良いことだけでなく、悪いことも教えてもらえたのが良かったです。そのおかげで、入職後のギャップが少なく、イメージ通りの理想の職場に出会うことができ、大変感謝しています。ありがとうございました。
20代 女性
40代 女性
現職と転職活動のことで落ち込んで自信をなくしている時に、コンサルタントの方が私の話をたくさん聞いてくれ、職場での悩みや看護師を続けていくことへの不安など、色々な相談に真剣に乗ってくれました。そして、話しているうちに自分が本当は何を求めているかに気がつきました。連絡もこまめにしてもらい、面接のアドバイスなどサポートも丁寧で安心できました。感謝しかないです。本当にお世話になりました。
40代 女性
キャリアアドバイザー
前田
「Y.Yさんの転職サポートでは、「これからY.Yさんが本当にやりたい看護を実現できること」を最も大切な軸に、一人ひとりの想いに丁寧に寄り添いながら進めてまいりました。これまで他のエージェントから紹介された職種では、患者様との関わりが十分に持てず、理想とする働き方とのギャップに悩まれていたY.Yさん。しかし、これまで培ってきた経験を最大限に活かしつつ、資格取得や教育体制が整った環境で成長したいという強い思いをお持ちでした。その想いを具体的に形にするため、病院への相談時にはキャリアシートを作成し、Y.Yさんの考えや目指す方向性をわかりやすく伝えられるようサポートしました。その結果、希望の配属先で働けるだけでなく、長期的にキャリアを築いていける環境への転職を実現されました。Y.Yさんの「患者様に寄り添いながら、自分らしく成長したい」という気持ちを軸に、一緒に考え、形にできたことは私にとっても大きな喜びでした。転職を通して、理想の働き方を叶えられたY.Yさんの姿は、多くの看護師の方にとっても励みになると思います。」